樺太時代の南極探検家の碑

〔今年は日本の南極探検隊派遣から100年目〕
コルサコフ地区「レスノエ村(往時の落帆村)」が大切に守っている碑です。
この村からアイヌ民族が消えて久しい今日、樺太時代初期に白瀬南極探検隊へ参加した樺太アイヌ民族二人を偲んで建立されました。
二人は、この地から探検に遣わされた樺太犬などの管理も率先して引き受けたと聞きました。
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この歴史は村の人たちの誇りであり日本時代の高潔な志を深く尊敬しています。
当初は木柱の碑でしたが、2004年に日本人関係者によって現在の姿に再構築されました。
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集落背後に、うっそうと茂った針葉樹の山
地域の”鎮守の森”を想わせ、見ているうちに荘厳な気持ちになりました。
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