潜入! サハリン・パン工場

3月5日深夜、ユジノサハリンスク市の北、約40Km 先の街ドリンスクにあるパン工場〝ドリンスキー・フレブ″へ行ってきました。
旧ソ連時代の1970年の操業開始から、今なお現役で活躍するレトロな設備の様は、40年前にタイムスリップした感さえあります。
操業時間は午後3時頃から朝の5時頃まで。2日働いて2日休暇の2交代制。従業員は30数名。
日に、約8,000個のパンの外、200Kg程のスイーツを製造しているとのこと。
今回の工場訪問は、自社製品の日本への販路拡大について相談を受けたことから、オーナーに頼み込んで実現したものですが、工場を見学した限りでは、その道程は遠く険しいものが・・・・・。
まずは、6月5日から再開する稚内・コルサコフ国際定期フェリーの運航期間中(本年は、6月5日~9月28日)、コルサコフのフェリーターミナルでのお土産販売を提案したとことです。

原料(小麦・ライ麦)をこねる工程。
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一次発酵後、パン生地を機械で切り分け、ベルトコンベアで二次発酵の工程へ。
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パン焼きの工程と焼き上がり。
窯は操業開始時の代物。40年以上経過して老朽化が著しい。
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スイーツの作業工程と、2年ほど前に更新したPC制御の最新の窯。
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ロシア・ユジノサハリンスク発、日本式健康ランド!

休日を利用して、昨年12月23日にオープンしたばかりの″日本式健康ランド″へ行ってきました。
料金は土日祝祭日が3時間600ルーブル(約1,700円)、平日が時間無制限で同じく600ルーブル。
サハリンにしては良心的な料金設定になっている。
ロシアで、このような日本式健康ランドは初めてとのこと。また、サウナとしてもロシア一の規模とのこと。


営業時間は11:00~23:00。
中に入ると正面に受付カウンターがあり、入浴料を支払ってロッカーキーと館内着を受け取ります。
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改札ゲートを通って館内へ。脱衣場にも受付カウンターがあり、館内での飲食等のお金をチャージします。
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ヒノキ風呂、ジャグジー、水風呂等の他、日本式サウナとロシア式サウナがある。
ロシア式サウナ入口横のバケツに入っている白樺の葉は無料で使えます。
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洗い場は座位、立位の2種類。日本と異なり、石鹸・シャンプーは設置されていない。
有料で垢こすりもできる。
何故か、洗い場の隣にトイレが設置されている。
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休憩室にはTV付のリクライニングソファ、有料のマッサージソファが置かれている。
ビール(ヴァルチカ0.5L)は、1杯140ルーブル。
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休憩室に隣接して数種類のリラクゼーションルーム(55℃~75℃)も設置されている。
左上から、岩塩を敷き詰めた部屋。75℃の低温サウナ。左下の写真は天井と壁いっぱいに木炭が埋め込まれている部屋。森林浴を体験できる部屋(20数℃)も設置されている。
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その他、赤外線の治療用ベット?、プレイルーム、ビリヤード、PCルームもある。
中でも、プレイルーム、ビリヤードが無料なのは嬉しい限り。
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必見!ロシアの消防署

3月2日、公務のため、ユジノサハリンスク市郊外にある消防署を訪問しました。
建築されてから、まだ1年程しか経っていない新しい施設とのことで、設備も日本のそれに劣らないものが備わっていました。
日本と大きく異なるのは、救急搬送業務を担っておらず、救急車が配備されていないことです。

日本の消防車に比べ、明らかにビッグサイズ。
ホースの先に繋ぐ筒先車両? 100m先まで放水可能とのこと。
バイクは道が狭く車が通れない場合等、ドクターを乗せ火災現場へ向かうそうです。
因みに、メーカーはロシア製のウラル。1940年からエンジン・車体とも何も変わっていないとのこと。
〝シーラカンス的バイク″と云うべきか。
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左上から、オペレーター室、仮眠室、研修室、調理室兼食堂。
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左上から、訓練塔。ロープを用いて壁を登ったり、降りたりするそうです。
コンテナの様な訓練施設、中は煙の発生装置などが備わっており、全てコンピューター管理されている。
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