サハリンの友達『稚内』

ここ連日、サハリンの地元TV局(ACTB)で、稚内市の事が放映されています。
稚内市は、ユジノサハリンスク(旧豊原)、ネベリスク(旧本斗)、コルサコフ(旧大泊)の3市と長い間、友好都市関係にあり、稚内コルサコフ国際定期フェリーを利用した、文化、スポーツ交流を始め、経済交流に力を注いでいます。
そんなこともあって、サハリンの人たちは稚内の事がとても大好きなようです。
conv0010.jpg

conv0011.jpg
posted by ブログ担当 at 12:50Comment(0)その他

必見!アニワ岬灯台(中知床岬灯台)

7月21日、ロシア人の知人が所有するクルーザーでアニワ岬へ行ってきました。
訪問の目的は、クルージング自体が持つオプショナルツアー(日本人を対象)としての魅力度調査と、個人的には岬の突端にある『アニワ岬灯台(中知床岬灯台)』の訪問です。

アニワ岬は、日本側に向かって突き出る形で2つある岬の東側、コルサコフから直線で南東に100Km程の所に位置する岬です。
朝10時頃、コルサコフ港を出港。知人のキャプテンIとその息子S。
conv0020.jpg

2時間半程で目的地アニワ岬へ到着。
灯台は岬のさらに先、小さな岩礁にあり鴎の棲み処となっている。
conv0024.jpg

内部は廃墟と化しているが、ソーラーパネルが設置されていて、今現在も立派に供用(無人化)されている。
conv0022.jpg

アニワ岬までの海岸線には、世界遺産『知床』に似た風景が広がっている。
RSCN11200.jpg

サハリン発! 環境都市『わっかない』

日本最北の都市「稚内市」は、風力発電施設74基(76,355Kw)と太陽光発電施設1基(4,990Kw)、その他バイオマスを利用した生ごみ中間処理施設、雪を利用した自然冷熱利用貯蔵施設を有する日本でも屈指の環境先進地です。
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kankyo/energy/
稚内では、これらの再生可能エネルギーだけで、全市内で消費する電力の約90%を賄っており、この取り組みが隣国ロシアでも紹介されました。
写真はロシア・サハリン州のTV局(ACTV)が、2日間にわたり稚内の再生可能エネルギーを紹介したニュースの一コマです。
最近、ここサハリンでも、福島の原発事故以来、環境問題が大きくクローズアップされています。
conv0003.jpg
posted by ブログ担当 at 13:33Comment(0)その他

サハリンの昆布工場

7月上旬、漁期前(準備中)のネベリスクとホルムスクの昆布生産工場へ視察に行ってきました。
毎年7月、稚内、利尻・礼文では、昆布の最高級品である利尻昆布漁の最盛期(9月末頃まで)を迎えます。
一方、サハリンでの昆布漁は、春先の海水温が日本に比べ低く昆布の生育が遅いことから、稚内より半月ほど遅い7月下旬から始まるとのことです。
また、日本では、採取、乾燥、裁断、選葉(選別)までの一連の作業を家内工業的に家族単位で行い出荷するのが一般的な生産工程ですが、ここサハリンでは一つの産業として工場での大量生産が行われています。
【ネベリスク】
工場は海岸から1、2キロ内陸にあり、採取した昆布はトラックで工場へ運ばれる。
写真左上から野外干場設備、屋内干場設備、左下から、大型ラジエターを用いた乾燥機、屋内干場設備。
conv0014.jpg
写真左上から、屋内干場設備、裁断機、左下から保管倉庫、かつては樺太昆布と呼ばれたであろうサハリン昆布。品質は利尻昆布に匹敵するという。
conv0015.jpg

【ホルムスク】
工場はホルムスク市街から数キロほど北へ行った海岸線に隣接してあり、ネベリスクの工場とは異なり、採取した昆布は岸辺から直接、工場内に運ばれる。
写真左上から、採取には日本と同型船舶を使用。採取された昆布は洗濯バサミに留められ、滑車付き大型乾燥棚と共に干場(天蓋付き)に吊るされる。
乾燥後は、乾燥棚に取り付けられたまま工場内に運ばれ、一連の作業が行われる。
conv0020.jpg
conv0021.jpg