サハリンでは、GSが無い町もあるので、バイクの燃費と走行距離を頭に入れつつ、余裕を持ってツーリングすることが肝要だ。
日本のGSでは、ハイオク、レギュラーの2種類のガソリンを売っているのが一般的。一方、サハリンではGSにもよるが、ハイオク(98オクタン価)、レギュラー(95・92オクタン価)、その他(80・76オクタン価)を売っていて種類は豊富。
ただし、品質に関しては日本のそれと比べ、明らかに良いとは言えないようだ(エンジン音の違いと、始動性が悪くなるのを感じる)。
ところで、サハリンで見かける車両の9割以上は、右ハンドルの日本車。
92オクタン価以上、出来れば95オクタン価以上の高オクタン価ガソリンを入れたい。
因みに80、76オクタン価のガソリンは旧ソ連時代に生産された車両専用(?)で、現代の高性能なエンジンを持つ日本のバイクや車には絶対に使えない代物とのことだ。
【ユジノサハリンスク(旧豊原)】
駅周辺の中心部を除き、GSは郊外の至る所に点在する。
売られているガソリンの主流は95・92オクタン価。
98オクタン価は限られたGSにしか無く、しかもいつも有るとは限らない。
【コルサコフ(旧大泊)・アニワ(旧留加多)】
コルサコフ(写真上)、アニワ(写真下)には、それぞれ郊外に2ヶ所のGSがあり、そのうち1か所は98オクタン価(写真左側上下)を置く。
【ホルムスク(旧真岡)・ネベリスク(旧本斗)】
ホルムスクに3ヶ所(写真上と左下)、ネベリスクに2ヶ所(写真右下、1ヶ所写真なし)。
以前には98オクタン価を置いていたGSもあったが、今は95オクタン価が主流。
【マカロフ(旧知取)・ドリンスク(旧落合)】
マカロフ(写真左上)には1ヶ所。つい最近まで、95オクタン価も販売していたが、現在は92オクタン価のみ。
92オクタン価のガソリンは明らかにパワー不足と、パワーバンド以外ではノッキングを感じる。
ドリンスクのGS(写真右上と下)は2ヶ所。両GSとも95オクタン価を置く。
【ポロナイスク(旧敷香】
ポロナイスクには2ヶ所。両方とも92オクタン価のガソリンのみを販売する。
料金はユジノサハリンスクに比べ、リッターあたり6ルーブル以上割高。
BSは街中にあるものの道から奥まったところにあり、看板がなければGSとは分らない。
サハリンツーリングに関する問い合わせは、
稚内コルサコフ国際定期フェリーを運行するハートランドフェリー稚内支店(TEL0162-23-3780)へ。
http://www.heartlandferry.jp/sakhalin/index.html