ユジノサハリンスクの新たなランドマーク『アリーナ シティ』

先日、オープンしたばかりのアイスアリーナを視察する機会がありましたので、ご紹介します。
場所は、空港に程近く、ユジノサハリンスク最大のショッピングセンター『シティモール』に隣接してあります。
規模的には、1,800㎡のアイスフィールドと850の観客席を有し、フィットネスセンター、サウナ等を付属する総合スポーツ施設。
9月28日のオープンセレモニーには、札幌、インスブルック、レークプラシッドのオリンピック3大会で金メダル(フィギアペア)を獲得した現国会議員イリーナ・ロドニナさんも出席し、盛大に取り行われました。
サハリンプロジェクト1・2が一段落し、ここ数年来、不況下にあると云われるサハリンですが、毎年、大型施設が次々に建設される様子に、「決して不況ではない」と感じてしまうのは、デフレ日本と比べてしまうからなのでしょうか。

黄色と赤を基調とした派手な外観。遠目からでもハッキリと識別できる。
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アイスホッケー、フィギアスケートのトレーニングのほか、一般にも開放されている。
平日(45分間):350ルーブル(スケート持参150ルーブル)。休日(同):450ルーブル(同250ルーブル)。
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コンピューター管理された最新のトレーニング設備。ボクシングジムも併設されている。
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サハリンで、時たま見かける「こんな車、あんな車」

ここ、ユジノサハリンスクで走っている車の多くは、中古の日本車。
近頃は、生活水準も著しく向上し、数多くの新車も見かけるようになりましたが、新車、中古車とも輸入関税が著しく高く、また、リサイクル税なるものも新たに創設される等、部品も含め、日本車に至っては日本の2.5倍~3倍の価格で取引されたりしています。
そのためなのか(経費節約?)、バンパー無し、ガラス無しの車が・・・。
たまに、ナンバーの無い車も走っています。
聞くところによると、購入直後で登録前、未登録の車という事ですが・・・。
車検も結構厳しい割には、登録前と、車検後にはとっても緩い、サハリンの車事情でした。
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posted by ブログ担当 at 14:19Comment(0)その他

ユジノサハリンスクで見かけた日本の自販機

ユジノサハリンスクで見かけた飲料水の自動販売機、日本製です。
日本では、何処にでもあって珍しくもありませんが、サハリンへ赴任して1年以上になりますが、見かけた自動販売機は今回を含め5台だけ。その全てがショッピングセンター等での屋内設置です。
ロシアでは治安の悪さ等から、普及が著しく遅れているとの事。
そのため、自動販売機が相当に珍しいのか、品物を買わないまでも興味津々眺めています。
価格は、全て80ルーブル(約205円)。メーカーのHPで、日本での販売価格を調べてみましたが、110円から140円。少々割高のようです。
因みに、この自動販売機の設置場所は、ユジノサハリンスク最大のショッピングセンター・シティモール内です。
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雪化粧したユジノサハリンスク

11月18日(日曜日)、朝10時30分ころのユジノサハリンスクの様子です。
先月19日に初雪がありましたが、その後、気温の高い日が続いていて、積雪を見ることがありませんでしたが、昨晩の雨が未明には雪に変わり、今朝の雪化粧となったのでしょう。
道行く女性も、皮のコートにロングブーツ、そして手袋にマフラー。かなりな重装備。
根雪も、そろそろ近そうな今日この頃です。
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ユジノサハリンスクでのアパート探し

当たり前な話ですが、ここユジノサハリンスクにも、当然の如く不動産屋は存在します。
ただ、日本のそれと大きく異なる点は、そこで管理している物件を下見する場合、下見手数料(3000ルーブル~5,000ルーブル)を前払いで請求されることです。
そのため、アパート探しの有効な方法として、貸し手、探し手の双方が、インターネット上の無料不動産情報サイトを利用したり、古くからの方法としてアパートの入り口に張り紙する等して、個人的に賃貸するのが一般的です。
また、賃貸後に発生する様々な修理等は、賃貸料にもよりますが、借り手側の責任で行い、貸し手側は一切タッチしないことが多いようです。

物件紹介のHP(by sakh.com)
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アパートの入り口に張られた張り紙
張り紙には、借りたい部屋の間取り、連絡先等が記載されている。
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posted by ブログ担当 at 23:14Comment(0)その他

日本じゃあり得ない? サハリンの駐車光景。

ここユジノサハリンスクでは、1991年のペレストロイ以降、日本の中古車が数多く輸入されたことによる著しい車社会が到来し、未だに駐車場不足が続き路上駐車が横行しています。
それもそのはずです。聞くところによると、ソ連時代は車を発注してから納車まで4,5年の歳月を要するのが一般的で、限られた者(共産党幹部?)だけが許された高級品とのこと。
そのため、当時は、バス、パトカー、消防車等、公共に供する車両以外は、ほとんど見かけることもなく、駐車場は必要なかったようです。

二重駐車は当たり前。日本では先ず見かけない進行方向と真逆な駐車車両も混じる縦列駐車。
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中には、車1台がやっと通れる道幅しか確保されていない道路もある。
この状態で、進行方向と反対の車は、どちらに進むのだろう。
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必見! 旧王子製紙敷香(旧樺太)工場

先週、某新聞社の残留日本人の取材に同行し、ポロナイスク(旧敷香)を訪れた際、旧王子製紙敷香工場の遺構を探索してきました。
旧王子製紙敷香工場は、戦前、樺太に存在した9工場の内の一つで、戦後はソ連崩壊までの間、国営の製紙工場として稼働していたとのことです。

工場跡は、ポロナイ川(旧幌内川)の支流『チョロナイ川』沿いにある。
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往事の繁栄を伺わせる大工場跡。
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引込み線跡地には雑草が生茂げ、微かに枕木の痕跡を見ることが出来る。
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内部は完全に荒れ果て、危険な事、此の上無い。
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50mは在ろうか、と云う大煙突。100年後も在り続けることを感じさせる堅牢な造り。
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