ライトアップされたサハリン州郷土博物館(旧樺太庁博物館)

7月15日夕刻、ユジノサハリンスクのシンボル的建築物『サハリン州郷土博物館(旧樺太庁博物館)』をライトアップするセレモニーがありました。
このライトアップは、今年で23年、ユジノサハリンスクで生活をしている日本人のレストラン経営者の方が、私費を投じ2年越しで実現させたものです。
一時、日本国内では、都市再開発が盛んに行われ、スクラップ・アンド・ビルドと称し、古い建物を壊し新しい建物へ建て替えることを持て囃した時期があり、その間、歴史的にも貴重であったであろう建物も少なからず失われたことがありました。
一方、サハリンでは古くなった建物でも、修理を施しトコトン用いる気風が根強くあり、これが幸いして樺太庁博物館もサハリン州郷土博物館として、現存したのかもしれません。
いずれにしても、百年2百年先まで後世に残すべき建物として、日ロを問わず大切にしていきたいものです。
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