知っておきたい!サハリンツーリングのための給油手順

当然ですが、サハリンでは99%日本語が通じません。また、英語も通じないことが多いサハリン。
サハリンをバイクでツーリングする方の不安が少しでも軽減する様、今日は日本と異なるサハリンの給油手順をお伝えします。
稚内コルサコフ日露定期フェリーを利用して、サハリンコルサコフ港へ。これがサハリンツーリングのプロローグ。
そして、一路、州都ユジノサハリンスクへ向かう道すがら最初に目に飛び込むGS。
黄色い看板のロシア最大手、ガスプロム系の「ロスネフチ」。
サハリン各地にあり、価格の安さ、油種の豊富さと信頼性とも、サハリン(ロシア)屈指のGSグループ。
出来ることなら、このGSで給油したいものです。
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さて、サハリンのGSの殆どが、セルフサービス方式を採用していて、販売油種は日本のハイオク、レギュラーの2種類ではなく、オクタン価別に販売されて種類も豊富。
種類は98(ハイオク)、95・92(レギュラー)、80・76(ローオク ?)、軽油。
ですが、品質は98でも、明らかに日本のガソリンに比べ、良くないような感じ。
そのため、出来るだけオクタン価の高いものを給油(92以上)した方が無難です。
間違っても、80・76を給油してはいけません。最悪、エンジンを破壊してしまう事も想定されます。

それでは、昨年10月、スミルヌイフ(旧気屯:北緯50度近く)にあるGSでの給油の様子を例に本題に入ります。
①GSを見つけたら、先ずは給油したいオクタン価の給油機の前に車(バイク)を止める(ここまでは、日本と同じ)。
ここのGSではガソリンは92のみを販売(市街の北外れに95を販売するロスネフチのGS有り)
価格は今年に入りサハリン全土で2ルーブル~3ルーブルほど値上がりしている(7/11現在、92オクタン価で32.5ルーブル/L)。
②事務所へ行き、オクタン価と購入数量を告げ、料金を前払い。
日本で云う、満タン入れは基本的に出来ません。満タンにしたい場合は多めに数量を申告し、給油後に精算。
③給油(GSによっては、給油機にあるリセットレバーを操作し、メーターを手動でゼロに戻さなければ、給油できない場合も有り)
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【サハリンでの給油のためのプチロシア語講座】
98番を10L下さい。(ダイチェ パジャールスタ ジェビノースタ ヴァシモーイ ジェーシャチ リットル)
98番(ジェビノースタ ヴァシモーイ)
95番(ジェビノースタ ピィヤトーイ)
92番(ジェビノースタ フタローイ)
下さい(ダイチェ パジャールスタ)
ガソリン(ベンヂィーン)
※俄かロシア語は通じないことが多々ありますので、その場合は数字を記載したメモを渡すのが一番。

サハリンツーリングに関する問い合わせは、
稚内コルサコフ国際定期フェリーを運行するハートランドフェリー稚内支店(TEL0162-23-3780)へ。
http://www.heartlandferry.jp/sakhalin/index.html