サハリンのミネラルウォーター工場

先日、日本では珍しい地下水を利用した上水施設をご紹介しました(11月6日参照)が、水道管の老朽化が著しいサハリンでは、水道水は飲用には適しません(取水時は適)。
そんなこともあって、ユジノサハリンスク市民の飲み水の供給は、市内に数か所ある民間のミネラルウォーター工場がその担い手になっています。
写真は市内中心部にあるミネラルウォーター工場「セレーブラヤヌィ・ラドニク(銀色の泉)」
地下100mから汲み上げた地下水を濾過殺菌し、ボトルに詰め込み商品化。その後、サハリン各地のマガジン(店)や、直接、レストラン、事業所、各家庭へ配送販売しています。

市内中心部、住宅街に囲まれた一角にある「セレーブラヤヌィ・ラドニク」
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写真上:濾過装置とレストラン、事業所等で需要が高い19Lボトル
写真下:マガジン等で販売する5Lボトルとポンプ付き19Lボトル(ポンプ別売り)
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サハリン、ウインタースポーツの開幕

23日土曜、ウインタースポーツの開幕を告げるアイスホッケーの試合がアリーナ・シティ(2012.11.27参照)で行われた。
開幕戦となったユジノサハリンスク(サハリンスキー・アクール/サハリンのサメ)とハバロフスクの対戦には、地元チームを応援する多くのユジノサハリンスク市民に混じり、二十数名の日本人応援団の姿が。
何と!  サハリンスキー・アクールには2名の日本人選手(北海道苫小牧出身:新谷誠さん20歳、木下侑亮さん20歳)が所属しているのです!
新谷さん(DF)はお父さん(元王子製紙GK)の指導の下、4歳からアイスホッケーを始め、中2の時にモスクワへアイスホッケー留学。一方、木下さん(GK)は大学を休学しサハリンへ。
現在、両名はアリーナ・シティ内の宿舎に寝泊まりし、アイスホッケー漬けの日々を送っているそうです。
頑張れニッポン!
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サハリンの剣道事情

格闘技、武道が超大好な国、ロシア。
ここサハリンでも、地理的に日本と韓国に近いとあって、空手、柔道、剣道、テコンドーが特に盛ん。
写真はユジノサハリンスク市内で活動する剣道クラブの練習風景。
会員数は約40名。コルサコフ、アニワ、ホルムスクの会員を含めると70名程になるそうです。
主な活動は、週に3回の練習と年に4度の対外試合。そのうち1度は、ウラジオストック、カムチャッカの選手を招待した極東ロシア大会を開催。
来年は国際武道年。日本との国際交流も期待されます。
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寂しさ漂うガガーリン公園

写真は先週土曜日(16日)のガガーリン公園の様子です。
先月の様子(10/25参照)とは打って変わって、散歩する人も疎ら。
これから(冬は)、いったい何して過ごそうかな?
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聖火が街にやって来た!

昨日、ソチ冬季オリンピックの聖火が、ユジノサハリンスクにやって来た。
10月7日にモスクワを出発した聖火は、北極点、宇宙(ソユーズで若田さんが船長を務める国際宇宙ステーションへ)等も経由し、ロシア最東端のカムチャッカを経てユジノサハリンスクにやって来たもの。
この後、シベリアを横断、最終的にはロシア全83の地域、約2900の市町村、14000人程のランナーによって、6万5千キロをリレーされ、来年2月7日のソチオリンピックの開会式で聖火台に点火される予定。
1980年のモスクワオリンピックのボイコット事件、旧ソ連の崩壊を経験したロシアが国の威信をかけて開催するソチオリンピック。
一方で、聖火が消えたトーチに、ライターで再点火するシーンが全世界に放映される等、「細かなことを気にしない」、ロシアの大らかさに、少なからず苦笑いしてしまったのは私だけでしょうか?
皆さん、バイカル湖の湖底で聖火が消えてしまわないことを祈りましょう!

メインストリート『レーニン通』を疾走する知人のY.D氏
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スラブ民話『火の鳥』の羽をモチーフにした聖火
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posted by ブログ担当 at 10:33Comment(0)その他

2014年 日ロ国際定期フェリー(稚内~コルサコフ)運行日程 発表!

稚内・コルサコフ(ロシア連邦サハリン州)を繋ぐ、2014年度の日ロ国際定期フェリーの運航日程が、ハートランドフェリー(TEL:0162-23-3780)から発表された。
それによると、2014年は6月2日から9月24日の期間に今年と同じ28往復(2等客室往復 40,000円)を運航する。
何といってもサハリンの魅力は、北海道にもない手つかずの大自然と日本から最も近いヨーロッパの佇まい。
釣り、写真、ツーリング等、日本では味わえない大スケールの体験が可能な『マニアックアイランド・サハリン』。
是非、一度お越しください。
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posted by ブログ担当 at 12:48Comment(0)その他

雪やこんこん、ユジノサハリンスク

発達した低気圧がサハリンを直撃。
未明から降り続く雪で、ユジノサハリンスク市内は一面銀世界。
道行く人も、帽子にマフラー、防寒着。
長~い長~い冬の始まりを感じさせる1日となりました。
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ユジノサハリンスクの上下水道事情

写真はユジノサハリンスクの上水、下水道施設の様子です。
上水場は、かつて鈴谷湿原と呼ばれた湿地にあり、日本では珍しい地下水を利用した上水施設。水源は地下150mから給水濾過処理し、市内の各家庭に配水しているとの事。
一方、下水道施設は濾過槽での沈殿処理と薬品処理の後、希釈して近くの川に排水との事。
何れにしても、両施設とも著しく老朽化が進んでいて、新たな施設建設が望まれるところです。
【上水道施設】
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【下水道施設】
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