ブイコフ炭鉱(旧内淵炭鉱)

ブイコフ炭鉱(旧内淵炭鉱)
樺太時代には内淵炭鉱と呼ばれていたブイコフ炭鉱。
ユジノサハリンスクから北へ30㎞程行ったドリンスク(旧落合)から内陸へ20㎞行った所にある。
戦後、ソ連軍により施設の全てが接収され、国営企業として採炭を再開。
ペレストロイカ以降も細々ながら採掘を続けていたが、2007年に中国企業に売却された後、2011年には廃坑状態。現在はロシア人の管理人が一人常駐しているだけとなっている。
そのため、採炭時に1万人以上が暮らしていたブイコフの人口は、嘗ての日本の多くの炭鉱街同様、閉山により今はその半分の5千人が暮らすだけの、これといった産業も持たない寂れた田舎町となっている。

今も残る施設の多くが日本時代に建設されたものだ
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必見! クリリオン岬(旧西能登呂岬)への道

先週の土日(8/16、17)を利用して、日本人3名とロシアの友人、そしてその仲間7名とで、RV車での1泊2日のキャンプ旅行へ行ってきた。
目的地はクリリオン岬。
クリリオン岬は、日本最北端の宗谷岬から、宗谷海峡を挟み43Km先にある日本から最も近い外国の領土。
その感動のクリリオン岬までの旅の様子をお伝えします。

朝9時、ユジノサハリンスクを出発。西海岸の街ネベリスク(旧本斗)、ゴロナザヴォーツク(旧内幌)、シブニノ(旧南名好)を経て、クリリオン岬へ向かうコース。
ゴロナザヴォーツクからシブニノまでのフラットダートの後、ひたすら続くビーチラン。
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途中、野生の馬に出くわす。嘗ての軍用馬の子孫だろうか。
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往路、数か所の景勝地で休憩。
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クズネツォバ岬(旧宗仁岬)の灯台とそこから望む超絶景はサハリン一。
岬近くの集落では驚くことにヒグマが飼育されている。
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クリリオン岬まで後一息。だが、海渡りと悪路はまだまだ続く。
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遂に、感動のクリリオン岬に到着!
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宗谷海峡を挟み、はっきりと稚内が見える。
写真では不明だが、双眼鏡で宗谷丘陵の風車群、稚内公園に建つ百年記念塔を確認できる。
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キャンプ地、旧白主に到着。
白主は、既に江戸時代中期には松前藩の商場、幕府の番屋が置かれた樺太の玄関口。
間宮林蔵、松浦伝十郎もこの地で寝泊まりしたに違いない。
夕暮れ時、利尻の山をはっきりと確認できる。
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クリリオン岬までのツーリングには、オートバイでの単独ツーリングは決してお勧めできない。
クリリオンまでの道を熟知した地元の者とともに2台以上の4輪駆動車でのツーリングか、加えてオートバイでのツーリングにはサポートカーにガソリンを積載し行くしかない。

必見!サハリンの樺太時代の建物探訪 第4弾(旧豊原町役場)

現存する旧庁舎は、火災で焼失した初代・二代目の庁舎に代わり、昭和3年(1928年)に竣工されたもので、サハリンに唯一残る旧町役場。
現在は、オフィスビルとして供用されている。

住所:ユジノサハリンスク市コムニスチチェスキー大通41
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玄関周りは、今も往時の面影を残し情緒あふれる面構えをしているものの、ピンク色に塗り潰された壁面はどうにも頂けない。
階段の手摺も塗装を施してはいるが、形状は往時そのもの。
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ユジノサハリンスクからウクライナの平和を願う

コルサコフとユジノサハリンスクとを結ぶ幹線道路沿いにあるロシア陸軍の駐屯地。
近頃、何やら不穏な様子。
知らぬ間に、数多くの戦車が集結しています。
聞いた噂では、ウクライナ問題が激化した場合、必要に応じて派遣するのでは、との事。
普段、テレビの中の出来事だった戦争を少し身近に感じた瞬間です。
いずれにしても、これらの戦車が使われることなく、ウクライナ問題が鎮静化するのを願うばかりです。
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posted by ブログ担当 at 08:05Comment(0)その他

ユジノサハリンスクの夏!イワツバメが舞う空

ここ数日、気温30度前後の日が続くユジノサハリンスク。
短いながらも、ここユジノサハリンスクにも本格的な夏が到来!
写真は、早朝ユジノサハリンスク市内の上空を舞うイワツバメの様子です。
夏、イワツバメはロシア南東部から日本等で、岩壁、ビルや橋に巣をつくり集団繁殖するとのことですが、ユジノサハリンスクではソ連時代に数多く建設された4・5階建ての集合住宅の屋根と壁との隙間に営巣しているようです。
暫らくは、イワツバメの囀りが目覚まし代わりの日々が続きそうです。
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毎朝、アパートの窓すれすれにやって来るイワツバメ
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