「歴史の語り部」の発掘

〔日本時代を語るもの〕
10月16日(土)・17日(日)は、日本センター所長と共に、一泊旅程でホルムスク(旧・真岡)へ釣り体験に出かけました。
ホルムスクで観光会社を始めるオレック氏が案内した湖は、景観に富んだ奥地にあり、イワナの釣果には大変満足しました。
しかしながら、興味は、別のジャンルに移ってしまいました。
オレック氏が、別のプログラムとして案内した牧場には、発掘した日本時代の食器類をコレクションとして、博物館とホテルを建てたいという方がおりました。
このほか、ホルムスクには、かつての「泰安殿」と思われる建造物が、少なくとも2ヶ所あるほか、寺院の基礎部分が、そのまま建物土台として使われていることを知りました。
樺太当時の歴史が散逸してしまった今、その史実を伝えるものは貴重なので、何らかの保存・案内が必要と思いました。ホルムスクの人たちは、稚内など日本のまちをよく知っている人が多く、これら好意を持つ人たちにより、実現が可能かも知れません。
写真は、ホルムスク地区プラウダの牧場主が所有する発掘品。たくさんの食器など、コレクションの中に埋もれていました。
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写真は、同氏所有の日本時代の古時計。手入れされて、今も現役で動いていました。
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写真は、ホルムスク市街地から北部の空き地に放置された建造物。屋根がなくなっていますが、かつての「泰安殿」と思われます。
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ホルムスク市街地の丘の中腹にあった、同じ仕様の建造物。この場所には、かつて日本の学校があったそうです。
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