ユジノサハリンスクにある『謎の古碑』

ユジノサハリンスク市内の、と或る通りの傍らに、何気なく置かれて有る『久遠山』の古碑。
明らかに、樺太時代の代物と思われます。
ネットで『久遠山』を検索してみると、「浄土真宗 本願寺派 無量院 久遠山 西光寺」「日蓮宗総本山身延山久遠寺」のサイトがヒット。
更に、古碑があった通り周辺を樺太時代の地図で確認。
「法華寺」「西本願寺」という寺院があったらしいことが判明するも、はっきりしたことは分かりません。
「何方か、ご存知の方、いらっしゃいませんか?」

古碑の中央上部、鉄パイプの折れた痕跡が。
ソ連時代コンクリートを流し込んで、道路標識か何かに用いたものに違いありません。
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この記事へのコメント

  • おがた ロシア人はアガタさんと呼びます

    ユジノサハリンスクにある『謎の古碑』を拝見しました。
    ご指摘の通り、これは法華寺の境内にあった石碑です。
    2005年頃までは大きな自然石に「久遠山」と書かれたものが大半地中に埋没されていました。その後は看板の土台として使われていました。そして、ここ数年でこの石だけが放置されていました。ユジノの郷土史研究家セルゲイ・フェドルチュークから何度かこの石について照会がありました。彼らはこの「久遠山」を近くの山の名前としていましたが、これは法華寺の本山を意味するものだと伝えてあります。
    私は今年官幣大社樺太神社のお帰りの儀式があり当地を訪問します。
    2015年02月20日 10:11