サハリンの温室栽培「チプリチニィ」

サハリンで食される野菜の多くは、中国からの輸入品またはサハリンで土地を借り受けた中国人が生産する野菜が主流。
ですが、ここサハリンでも日本と同様に、中国野菜の残留農薬がちょっとした社会問題化?
そのため、多くのサハリンの住民は自前のダーチャ(家庭菜園)で造る安心安全な野菜か、家計に余裕のある方は少々値は張りますがチプリチニィの野菜を好む傾向にあるようです。
今日はそんなチプリチィの温室(工場)内の様子をご紹介します。

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チプリチニィの始まりは、ソ連時代のコルホーズ。また、チプリチニィは日本語では「温室」の意。

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全体の生産量の7,8割をトマトとキュウリが占める。
生産期間は、キュウリは年間を通じ、トマトは4月から1月の10か月程。
また季節ごとに、ナス、白菜、レタス等の野菜の他、バラの花などを生産。

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受粉の多くはミツバチによるもの。
肥料は液体肥料を用い、水やりはコンピューター管理。
低農薬栽培を実践。

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収穫には、軌道移動式の専用リフトを使用。


サハリンの氷穴釣りの季節到来

写真は、昨日、公務でレスノエ村(旧落帆)へ向かう途中のユジノサハリンスク近郊にある汽水湖イズミエンチボエ湖(オホーツク村ツナイチャ湖に隣接)での様子。
12月に入ってからの冷え込みで、湖中央部の氷の厚さはまだまだ薄いものの、湖畔周辺の氷の厚さは10㎝ほどに。
そのため、チカ狙いの釣り人が大集結。レスノエ村に向かう道路は大渋滞。身動きの取れない状況に。
車の止め方、どうにかならないのかな?
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レスノエ村へ向かう道の両サイドは駐車場に。そのため、通行できるのは道路中央の1車線のみ。
当然ですが、すれ違えるわけが有りませんから、話し合いでどちらかが2,3百mバックする羽目に!
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2014 道北物産展 IN サハリン

昨年に続き、2度目となる道北物産展が9月6日、7日の2日間ユジノサハリンスク(会場:シティーモール)で開催された。
昨年の6都市から3市多い道北9都市が参加。出品数も昨年の3倍程多い92品目。
人気商品のスイカ、メロンを始め、人気商品の前にはオープン前から長蛇の列が。
ここサハリンは、潤沢なオイルマネーにより、モスクワと並びロシアでも一、二を争う高所得地域。
果物、野菜等の人気商品は、日本の販売価格の3倍もするものでも「アッ!」と云う間に売れる一方、今年は品定めをする買い物客も多く売れ残る商品も数々。
「日本側の売りたい商品」と「ロシア側の買いたい商品」に乖離がみられる等、多くの課題が浮き彫りとなった今回の物産展。
販売価格にもよりますが、「全ての日本の商品が飛ぶように売れる」という時代は過去のものになったようです。
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新装オープン! ユジノサハリンスクの老舗日本食レストラン『豊原』

皆さん、こんにちわ。一時帰国が長引いたため久々の更新です。
その間、何時か何時かと期待して待っていた日本食レストラン『豊原』が3月16日に移転新装オープン。
場所は少々街はずれになりましたが、新しく出来たビルの最上階にあり、窓からの眺望も素晴らしく、また内装も高級感漂う造りに。
以前にも増して、ユジノサハリンスク一押しのお食事何処。一度、ご賞味あれ。
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住所:ユジノサハリンスク市コムソモリスカヤ通259B スタリツァ貿易ビジネスセンター10F 
電話:(010-7-4242)45-33-66  出前:39-71-11
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『もやし』も売ってる! サハリン!

前回紹介の豆腐同様、『もやし』も売っているサハリン(少々、話題探しに行き詰まり?)。
日本で一般的に売られている『緑豆もやし』に、韓国で一般的な『大豆もやし』の2種類を販売。
味は日本の物と変わらず大変おいしいのですが、豆腐に違わず一袋450gと半端無い量。
今日はおひたし、明日は何にしようかな?

大豆もやし(一袋50ルーブル)、緑豆もやし(一袋40ルーブル)
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『サハリン豆腐』に纏わる悩み事

皆さん。「えっ!」と驚かれるかもしれませんが、サハリンにも地元産の豆腐が存在するのです。
韓国系ロシア人の方々が数多く住んでいるサハリン。キムチチゲ等に代表される韓国料理に重宝されています。
味は日本の豆腐に比べ濃厚。食感も硬く身崩れしない沖縄の島豆腐似の『サハリン豆腐』(島豆腐、食べたことありませんが)。
冬がとっても長いサハリン。近頃、超填まっている料理が湯豆腐。
ですが、一度には食べきれない、単身者にとっては心厳しいバカでかさ。
3日間は豆腐三昧の食卓が続きます。

日本の豆腐の3丁分程もある1200g。
価格は1丁100ルーブル(300円程:1ルーブル約3円)。市内数か所の露店等で販売。
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地ビールが美味い! サハリン

地ビールの醸造が盛んなサハリン。
知っている限りで、ユジノサハリンスク、コルサコフ、ネベリスクに工場(または工房)があり、造りたてのビールを味わえる。
また、ユジノサハリンスク市内にある数件のレストランでも、店自慢のオリジナルビールを製造。
今日も元気に、『5時から男』しようかな。

ショッピングセンター・シティモール内にある、カフェ『ブーハーリン』(3F)conv0044.jpg
店内の工房では、ビールの仕込みが真最中。
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カフェ「ウクラインスキー・ドゥヴォルク」の緑色のビール(ユジノサハリンスク市アムールスカヤ通139)
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道北物産展 in サハリン

先週の土日(9/7・8)、ユジノサハリンスク市内最大のショッピングセンター『シティモール』において、道北6市(稚内、旭川、紋別、名寄、士別、留萌)主催による物産展が盛大に開催され、スイカ、メロンの果物を始め、米、野菜等の道産品の他、北海道由来の食材を使用した加工品、民芸品が販売されました。
中には、販売と同時に完売してしまう物もあり、改めて日本の食材に対する人気の高さを再認識すると伴に、ここでの販売価格が日本の2倍~3倍もしていたにもかかわらず、アッという間に売れてしまった現実に、いつもながらサハリンの方々の購買力に驚かされた次第です。
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開会式には6市長の他、北海道高橋知事も列席
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密漁? にわか漁師が大繁殖! サハリンの海

今春、一番の好天に恵まれた26日の日曜日、気温も18度まで上昇。
ユジノサハリンスクから車で南へ1時間ほど行ったところにあるアニワ湾。
ピクニックを兼ねた、ホッキ貝狙いの『にわか漁師』が大繁殖!
日本と違って、ウニ、昆布、アサリ、ホッキ等に漁業権なるものが存在しないサハリン。
いつでも、どこでも、無料の潮干狩りが楽しめます。
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ユジノサハリンスクで見かけた日本の自販機

ユジノサハリンスクで見かけた飲料水の自動販売機、日本製です。
日本では、何処にでもあって珍しくもありませんが、サハリンへ赴任して1年以上になりますが、見かけた自動販売機は今回を含め5台だけ。その全てがショッピングセンター等での屋内設置です。
ロシアでは治安の悪さ等から、普及が著しく遅れているとの事。
そのため、自動販売機が相当に珍しいのか、品物を買わないまでも興味津々眺めています。
価格は、全て80ルーブル(約205円)。メーカーのHPで、日本での販売価格を調べてみましたが、110円から140円。少々割高のようです。
因みに、この自動販売機の設置場所は、ユジノサハリンスク最大のショッピングセンター・シティモール内です。
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キノコの季節

〔味のよいキノコが勢揃い〕
ユジノサハリンスクから南の港町コルサコフへ通じる国道沿いに、キノコ売りの露店が出店中です。
食べ方は、湯通し、又は塩水で虫抜きし、水切り後、小さく切って、油いため・塩・コショーでいただくと、おいしい味とのこと。煮てスープにするのもよしとのこと。
今年は長雨のせいか、大ぶりのものが収穫できるようで、売り子の女性たちの声
も自信にあふれています。
※後ろに控える男性たちは、いたって静かな物腰。女性陣とは対照的です。
写真は、今日8月13日、コルサコフからの帰り道で撮影したもの。
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飲料水”クワス”の季節

〔夏の風物詩〕
 黒パンに水を加えて発酵させ、甘味料を加えた炭酸飲料水”クワス”は、ロシア独特の飲み物。
 「ロシアのコーラ」と呼ばれており、正に、それに近い風味があります。
 子供だけでなく大人にも人気があり、暑い季節は、方々の街角にあるクワス・スタンドが繁盛します。
写真は、ユジノサハリンスク市内のオクチャブリ映画館前のクワス・スタンドです。
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北の海の旬を堪能

〔海浜のピクニックから〕
6月20日に、ロシア人夫婦の案内で日本人仲間16人と遊んだサハリン南部、アニワ湾の海。
この日は晴天、引き潮ながら時折、海霧が発生する不思議な天気。
遠くに石油積み出しのタンカーを見ながらの日光浴は、格別でした。
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〔日本人が大好きなウニ〕
熟達した料理人の焼肉と冷えた飲み物があって、さらに潮干狩りに挑戦した方々が採集した、新鮮なウニ、ツブの焼きものは最高の味わい。
近くでアクアラング・トレーニングのほか、ゴムボート、ウインドサーフィンを楽しむロシア人もいましたが、なぜかウニは興味無いようでした。
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ネベリスクのカニ

〔マツバガニ以外のカニが並ぶ自由市場〕
先日6月5日にネベリスクを訪問した際に、なにげなく自由市場を覗くと、毛ガニ、タラバガニ、ハナサキガニが売られていて、値段も格安。
冷凍物かと思い、乗り気なく購入しましたが、帰宅して食すると、これが茹でたて、おいしい味のナホトカ!(「掘り出し物」の意味)。
ちなみに日本人は、上からカニの甲羅を見ますが、サハリンの人たちはカニの顔を見つめて不気味に思うらしいです。
最近は、若い人たちがカニの味を知り人気を博していますが、年配のロシア人に言わせると「クモの顔したこんなものが、平気で食べられるか!」ということらしいです。
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旬の味

〔山菜が豊富なサハリン〕
自由市場で売られていた「ギョウジャニンニク」です。1ケ月は売られており、その間、値段が段々安くなります。サハリンでは「チェレームシャ」と呼ばれており、ニンニク同様に生で食べる人もいます。過去に山菜として輸出されたこともあるようです。
今回は、肉を炒めたところへ加え、ざっと炒めて醤油と少々の砂糖、ミリンで味付けしておいしくいただきました。
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江別へ帰化されたご婦人が、サハリンの娘を訪問したついでに、事務所へ寄ったとき持参された「キョウブキ」です。こちらでは、「フキ」も「ゴボウ」も根が似ているせいか「ラポフ」と呼ぶそうです。
柔らかいので皮をむかずにブツ切りにして、ギョウジャニンニク同様に調理しました。結構おいしくて、事務所に勤める通訳の方にも好評でした。
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